おもろい札幌

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速度データを捏造して取り締まる北海道警察警部補

以下、10月12日18:10-のNHK北海道ニュースから


アナウンサーの声を文字に起こしました。


「道警(北海道警察)の58歳の警部補は交通違反の取調べで速度データを捏造していたことがわかり、証拠偽造などの疑いで逮捕されました。道警は警部補が取り締まった40件あまりのスピード違反を取り消しドライバーへの違反金返還を進めています。
 逮捕されたのは道警交通機動隊所属する警部補の吉本潤容疑者です。
 道警の調べによりますと去年8月から今年5月にかけて交通違反の取り締まりにあたった際、速度のデータを捏造して違反切符を交付していたということで証拠偽造や虚偽有印公文書作成などの疑いがもたれています。
 本来速度の計測は停車したパトカーからレーザーを照射しておこないますが、スピード違反と判定されなかったにもかかわらず、パトカーを走行させながらレーザーを電柱などに照射して嘘の速度データを捏造していたということです。
 内部調査の結果47件のデータの捏造が確認され、道警は取調べを受けたドライバーに謝罪した上で違反点数の取り消し、違反金の返還を進めています。
 調べに対し警部補は容疑を認めているということで、道警は取り締まりに同行していた部下3人からも話を聞くなどして詳しい状況を調べています。
 道警本部の高田重栄(しげよし)監査官室長は「不正を正すべき警察官の言語道断の行為であり、関係者ならびに道民の皆様に深くお詫びする。事実に基づき厳正に処分したい」とコメントしています。」


これは全国版ではなく北海道だけで報道されたようですが、全国版にした方が良い気がしてブログに載せることにしました。おそらく北海道だけではないでしょう。
 不正を取り締まる立場の人間が不正を犯し、ある意味で冤罪を作っています。罪なきひとを違反者とし、減点、罰金などの罰を与えます。


調べていくと、ネットの週刊現代に記事に次のようなものがありました。
「警察はスピードを測る際にレーダー装置を使うのですが、ガードレールなどの金属に当たると正確に測定することができない。つまり投射角によっては、実際のスピードより速く計測してしまうことがあるのです。違反車を多く捕まえるために、わざとやっている可能性もある」(交通評論家の鶴田光秋氏)
これは今回の事件とは別件でのコメントです。この件でも違反者とされた人は納得がいかず、現場検証をし、警察に異議申し立てをしたそうです。